November 16, 2011

BREAD A ESPRESSO



泊まっているホテルのすぐ裏に小さなパン屋があって 一昨日の昼にはじめて寄ったときに 開店が朝7時半だということを知り嬉しくなった。さっき 朝ゴハンを食べに行ってきた。


開店にちょっと早かったか 開店がちょっと遅れているのか 中は電気が点いているのにシャッターが閉まっていて 中年の女性がひとり建物と少し距離をとって開くのを待っている。間もなく店のドアが開け放たれた。焼きたてのパンの匂い。大きなマルゾッコのエスプレッソマシンがある。立ったままならイートインも可能なのだ。先客の買い物が終わるのを待って 無花果のパンとロングブラックを頼む。ひきりなしという程ではないが 通勤途中にパンを買っていく客がかなりいるようだ。


こういう店があれば いま泊まっているあの味気ないホテルも とても素敵なところに感じられる。冷たく引き締まった空気が窓から入ってきて ぼくはバークレーの『金熊荘』と『カフェファニー』のことを想った。