March 17, 2011

0311


何々に比べたらという言葉を使わないで書きたいと思う。

立花英久の小さな像を 彼の展示を観にいったときに購入して
会期が終わっていたのに なかなか取りにいけないでいた。
先週の金曜日の午後 ようやく時間ができ
飯倉片町のビルの三階にあるギャラリーまで出かけた。
エレベーターに乗ったとたん 電気が消えると同時に
すぐに降りてくださいという自動音声が流れた。

日曜日になって 気分転換に新宿まで昼ご飯を食べに出た。
バスに乗るとめずらしく満員だ。
いや よく見ると後ろのほうの二人掛けのシートには
空きがたくさんあった。
ただ 誰もが荷物を脇に置いていたり
通路側寄りに座っていて 目を合わせてもくれない。

東京は何も変わっていないと思った。

家に戻ってから 金曜日に持ち帰りそのままにしていた
包みを解いた。
個展のタイトルが「カナシミ」だったことを思い出す。